とある紳士MMDerの3DCG関連wiki - 【Blender2.9】Blenderを利用したMMDモデルの胸などのハイポリ化
成人向けの内容を含みます!未成年の方はご覧にならないでください!

モデルの規約によっては改造だけでなくMMDとその派生型以外のソフトウェアにモデルを持っていくこと自体を禁止しているものもあります。ご注意ください!!

Blenderを利用してMMDモデルの胸などをハイポリ化します。
主に、ガタガタなメッシュをスムーズにするために行います。

このページでは例として、ハイフェンA2さんを使わせてもらいます。

BlenderのAddon、mmd_toolsを利用します。
このページではBlenderへのAddonの導入方法や、BlenderへのMMDモデルのインポート方法については解説しませんので、詳しくは【Blender 3.0】mmd_tools【UuuNyaa版】をご覧ください。

PmxEditorでハイポリ化したい場合は、胸のハイポリ化をご覧ください。



ハイポリ化の前に

BlenderへMMDモデルをインポートしたものとして解説します。


まずはアーマチュア(ボーン)が邪魔なのでこれを非表示にします。
Blenderのトップバーの下のビューからサイドバーをクリックするか、3Dビュー(画面中央の領域)で[N]キーを押してサイドバーを表示させます。
サイドバーのMMDタブからモデル設定可視性:アーマチュアのチェックを外し、ハイポリ化する際に邪魔なボーンを非表示にします。


インポートしたMMDモデルのメッシュオブジェクトを選択した状態でサイドバーのMMDタブからモデル設定メッシュ:マテリアルで分解をクリックしてMMDの材質ごとにメッシュオブジェクトを分割します。
モデルの頂点数やPCスペックによっては少しの間、Blenderが応答しなくなりますが気長に待ちましょう。


服など、邪魔なメッシュオブジェクトを選択し、[H]キーで非表示にしていきます。

簡単なハイポリ化の手順


ハイポリ化したい箇所の材質(メッシュオブジェクト)を選択し、[TAB]キーを押して編集モードへ入ります。


今回は単純なハイポリ化でなく、スムーズもかけたいので隣接するメッシュオブジェクト(材質)に接するをハイポリ化の対象から外します。
このため、ますはハイポリ化したいメッシュオブジェクトの(ハイポリ化の対象外にしたい)縁の辺を選択します。

[Alt]+[マウス左クリック]で辺ループ選択します。一度にすべての縁を選択できなかった場合は、[Alt]+[Shift]+[マウス左クリック]で追加の辺ループ選択ですべての縁を選択した状態にします。


次に選択状態を反転させます。
[Ctrl]+[I]キーを押すと選択状態が反転されます。


3Dビュー上で右クリックのメニューから、細分化をクリックします。
3Dビューの左下に細分化オペレーターが畳まれた状態で表示されるのでクリックして開き、スムーズの値を1.0にします。

これでハイポリ化は完了ですが、モデルのメッシュによってはまだスムーズが足りない場合もあると思います。
そういった場合は手動でさらにスムーズをかけます。

手動でさらにスムーズをかける場合


3Dビュー上で右クリックのメニューから、頂点をスムーズにをクリックします。
3Dビューの左下に頂点をスムーズにオペレーターが畳まれた状態で表示されるのでクリックして開き、スムージングの値を0.5から1.0程度にします。
リピートの値は適度なものにしてください。


上記の画像はハイポリ化&スムーズをかけた胸材質と、元の材質を重ね合わせた画像です。
青っぽいのが元の材質、黄緑色っぽいのがハイポリ化&スムーズをかけた材質です。

手動でスムーズをかけると頂点をスムーズにの値にもよりますが、体積が小さくなる事がわかります。

また、今回取り上げたモデルの場合、ハイポリ化しなくても手動でスムーズをかけるだけでそれなりに良くなったので、モデルによってはハイポリ化の工程はしなくても良いかもしれません。(無駄にハイポリ化すると重くなる)

ハイポリ化したMMDモデルのエクスポート方法については、【Blender 3.0】mmd_tools【UuuNyaa版】のエクスポート項目をご覧ください。